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<公式Xフォロー&リポストキャンペーン開催決定!>

舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」の上演を記念して、 キャスト直筆サイン&メッセージ入り色紙が当たる、舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式X「フォロー&リポスト」キャンペーンを実施いたします!

沢山のリポスト、引用リポストでのメッセージをお待ちしております!
舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」キャスト直筆サイン&メッセージ入り色紙・プレゼントキャンペーン]

■内容:
舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式Xをフォローし、対象のポストをリポストもしくは引用ポストいただいた方の中から抽選で、キャスト直筆サイン&メッセージ入り色紙を計11名様にプレゼント!

■賞品:
キャスト直筆サイン&メッセージ入り色紙 
計11キャスト分・各1点


イヴ:北村健人
セレス:小越春花

リュカ・プルースト:新井雄也
マティス・クロード:永島龍之介
シアン・ブロフィワーズ:北出流星

サロメ:石井陽菜
ヒューゴ:中田凌多
ダハト:戸塚世那
ナディア・プルースト:津久井有咲

アンクゥ:林 光哲

アドルフ:仲田博喜(特別出演)

<対象キャスト色紙>
※上記キャストの直筆サイン&メッセージ入り色紙をそれぞれ1名様にプレゼントいたします。
※色紙1点にキャスト1名の直筆サイン&メッセージが入ります。
※色紙は選べません。

■応募期間(ポストもしくは引用リポスト対象期間)
2026年2月21日(土)13:00~3月8日(日)23:59

対象ポストは 舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式X をチェック!

【注意事項】

〇投稿画像に関して
・公式Xより投稿された画像を商業利用することは禁止いたします。
・画像をダウンロードし、再配布やご自身のサイトへ掲載する行為も禁止いたします。
・画像の加工や改変はご遠慮ください。
・ご紹介いただく場合には、リポスト(もしくは引用リポスト)や、キャンペーンページ(本ページ)のURLのご案内をお願いします。

〇応募資格・応募条件
・日本国内にお住まいの方
・舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式Xアカウントをフォローしている事。(既にフォローいただいている方でもご応募いただけます。)
・対象のポストを期間内にリポストしている事。
・当選発表前にフォローを解除した場合、応募・当選は無効となります。
・必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態で参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
・ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。

〇抽選・当選発表
・厳正なる抽選の上、ご当選者様には舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式XアカウントよりXのダイレクトメッセージにてキャンペーン期間後に当選連絡をいたします。
・当選発表は、ダイレクトメッセージの当選連絡をもって代えさせていただきます。
・賞品発送は2026年3月下旬を予定しております。
・やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
・賞品のお届け先は、日本国内のみといたします。
・賞品のお届け先は、応募されるご本人様の住所に限ります。
・賞品のお届け先が不明などでお届けできない場合は、当選を無効といたします。
・応募の受付、当選確認に関するお問合せ、及び応募後の住所等変更はお受けできません。
・当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
・当選の賞品を第三者へ譲渡、または換金する事はできません。
・本キャンペーンの賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止いたします。

〇個人情報について
・当選後にご記入いただく個人情報は、当選者への賞品の発送、本件に関する諸連絡のみに利用いたします。
・お客様の個人情報は合同会社シザーブリッツにて厳重に管理いたします。



Special

<舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」上演記念、舞台「終遠のヴィルシ ュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」絶望エンド、YouTube プレミア公開決定!!
プ レゼントが当たる感想投稿キャンペーンも同時開催!!>

2026 年 4 月に上演される舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」を記念し て、 2024 年 12 月に上演された舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」第一作・舞台「終遠 のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」絶望エンドの YouTube プレミア公開 が決定いたしました!
美しくもダークな世界観を緻密に再現した本作を YouTube で視聴できるまたとない機会で す。ぜひお見逃しなく!!
また、指定ハッシュタグとともに舞台の感想を X に投稿するとプレゼントが当たるキャン ペーンの同時開催!YouTube でご覧になった感想を、ぜひ X にてお寄せください!!


【舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」絶望エンド・同時視聴会 (YouTube プレミア公開) 】
YouTube「avex pictures」チャンネル
https://youtu.be/puRe0QCXFFI

プレミア公開期間:2025 年 12 月 27 日(土)21:00~2026 年 1 月 8 日(木)12:00


【舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」絶望エンド・感想投稿キ ャンペーン】
期間内に条件を満たした方に「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」 のキービジ ュアル (キャスト版) を使用したオリジナルステッカーを 3 名様にプレゼントいたします! ぜひ奮ってご参加ください!!

参加条件:2026 年 1 月 8 日(木)12:00 までに以下内容を記載し、X に投稿をされた方
①舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」絶望エンドの感想
②ハッシュタグ: #終ヴィルステ CP



Special

<スタッフプロダクションノート>

舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」の上演を記念し、
1作目より引き続き脚本・演出を務める粟島瑞丸氏、原作「終遠のヴィルシュ」ディレクター吉田ミサ氏にインタビューを実施。
原作や舞台の魅力、前作<舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」>の振り返り、そして今後上演される<舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」>について――。
ここでしか読めない、制作コアスタッフ2人による“舞台 終遠のヴィルシュ”の舞台裏を、お届けします。



原作ディレクター:吉田ミサ(アイディアファクトリー)・インタビュー

シアンルートを描いた舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」を経て、春にはイヴルートを描く舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」が上演される。原作ゲーム「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」を手掛けた吉田ミサディレクターの目に、本作はどう映ったのか。原作を誰よりも知る視点から、舞台版の魅力を語ってもらった。


――まずは、本作の舞台化の話を聞いて、率直にどう思われましたか?

昨今、女性向け恋愛アドベンチャーゲームの舞台化やアニメ化といった展開が一時期に比べると減ってきているなという印象があった中で、舞台化のお声がけをいただけることは非常にありがたいし、光栄なことだと思いました。
最初にお話をいただいたのが、初演が上演された2024年12月のちょうど1年前で、舞台化ってこんなに早くから動くんだという驚きもありましたね。2022年発売の公式ビジュアルファンブック内のインタビューでも、「何か今後の展望はありますか?」という質問に、「舞台化などで動く彼らが見られたらいいな」と答えていたのですが、それが現実のこととなって嬉しかったです。

――ゲーム制作時点から、舞台化は視野に入れていたのでしょうか?

制作時点でも、できたらいいなという気持ちはありました。というのも、イラストレーターの読さんから、「キャラクターたちの衣装は実際の人間が着られて、かつ一枚絵にしたときに動きが映えるように考えてデザインしている」と伺っていたのが大きいです。
例えば、今作でメインとなるイヴの衣装はとくに紐の多いデザインなんですが、イヴが動いたときに衣装の細部がひらりと動いて、ゲーム内でも動きが出る。当然、3次元の方が着ても映えるだろうし、そういう場ってどこだろうと考えると、やっぱり舞台なんじゃないのかなと。なので、頭の片隅にはずっと舞台などで動く姿が見たい、という思いがありました。

――舞台版の脚本・演出を手掛けた粟島瑞丸さんは、吉田さんからの「舞台版は舞台版として作ってほしい」という言葉が印象的だったそうです。実際の制作過程では、吉田さんからはどういったオーダーをされましたか?

「これをこうしたい」とこちら側から大きなテーマをご相談させてもらうというよりは、都度、気になった点や、こうしていただけたらいいな、ということを細かくご相談させてもらった感じです。舞台版は舞台版として、というのはベースにはありましたが、キャラクターの軸がぶれる行動だけはしないでほしいというのは、1番最初にお伝えしました。
今回のインタビューに臨むにあたり、舞台シナリオの初稿時点で、どういうコメントをつけてお戻ししたのか、当時のやりとりを見返しまして。例えば、「義兄のアドルフはセレスのことがすごく大切なので、彼女が危険なことをしようとするなら必ず1度は止めてほしい」とお伝えしていました。
こういった形で、キャラクターの性格に沿った行動になるように認識を共有したり、ゲーム内で定めていたルールを踏襲してもらえるようご相談させてもらったり。かなり細かな部分までご相談させていただいたので、粟島さんはすごく苦労されたんじゃないのかなと思います(苦笑)。

――粟島さんはシナリオの取捨選択で一番苦労したとお話されていました。取捨選択という部分では、吉田さんはどう関わられたのでしょうか?

基本的には粟島さんにお任せしていました。その上で、この要素はもっと思い切りカットしてもいいんじゃないかとか、逆にここはゲーム内でも人気のシーンなので入れてほしいですとか。本当にご相談しながら固めていきました。
また、シナリオ面でいうと、セリフが文字で出るか出ないかというのは、ゲームと舞台との大きな違いだと思っていて。私が言うのもあれなんですが、「終遠のヴィルシュ」って、独特な言い回しが多いんですね。
でも、それはテキストと一緒に読むからプレイヤーも受け入れやすいのであって、同じセリフをそのまま舞台でやってしまったら、「何を言っているんだろう?」となる部分が絶対に出てくるだろうと。なので、セリフの言い回しは、キャラクターの軸がしっかりしているのであれば、原作を気にせずに調整してもらって大丈夫ですとお伝えしていました。

――そんな綿密なやりとりを経て、2024年12月に舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」が上演されました。完成した作品をご覧になっていかがでしたか。

「あんなにわかりづらい世界観を、ここまで落とし込んでくださるなんて」と、率直に感動しました。原作ではテキストがあることで説明できている部分も、舞台では尺の都合上、セリフ量の調整も必要だし、口頭で説明するにしても、説明に費やし過ぎてしまうと物語の本筋が伝わりにくくなってしまう。そこを本当に綺麗にまとめてくださっていて、感動しました。 ゲームだと、プレイヤーは数値で好感度を把握することができる。自分がどんなエンディングに向かっているのかが分かるのですが、舞台ではそういったものがないじゃないですか。
でも、分岐点がない状態でエンディングに行ってしまうと、結局何がきっかけで、そのエンディングに向かったのかがわかりにくいのではないか、と粟島さんや舞台プロデューサーのウネバサミ一輝さんからご提案をいただきまして。それがきっかけで、「じゃあ舞台オリジナルの分岐を入れましょう」と入れたシーンがあったんですね。実際に舞台を拝見して、オリジナルの分岐をご提案いただけてよかったし、入れてよかったと思えるシーンになっていたことも、すごく印象に残っています。

――演出面についてはいかがでしたか?

演出に関しては本当にお任せしていましたが、特にオープニングの演出は記憶に残っていますね。絶望エンドと救済エンド、オープニングの最後の演出がちょっと違うんですよ。そういった細かな部分まで、こだわりながら作っていただいていて、舞台化に携わる皆さんの作品への愛を感じることができました。
それから「終遠のヴィルシュ」は女性向け恋愛アドベンチャーゲームなんですが、残虐的なシーンが非常に多いんです。圧倒的に女性の観客が多い状態で、この残虐表現を一切濁さず描いてくださった。むしろ原作よりも生々しさが増していたと思います。原作でも意味のない残虐シーンはひとつも入れていなかったので、そこを汲んで表現していただけたことは、原作サイドとしてもすごくありがたかったですね。

――舞台を通じて客観的に作品をご覧になったことで、新たに得た視点や気づきはありましたか?

たくさんありました。ゲームの中だとどうしても、用意されている表情や立ち絵のポーズでしかキャラクターの感情を表現できない。声優さんのお芝居によって、声という部分では表現の幅が広がりますが、表情という部分はどうしても表現が限られてしまう。それが舞台で生身の役者さんが演じることによって、キャラクターがその場に息づくんですよね。舞台上のキャラクターたちを見ていると、「たしかにこういう場面で、このキャラクターはこういう表情をするよな」と感じる瞬間がたくさんありました。 本番期間も何度か足を運ばせてもらったのですが、初日直前のゲネプロから千秋楽まで、どんどんキャストの皆さんがキャラクターになっていくんですよね。もちろん、初日の時点でしっかりと完成していましたが、そこから公演を重ねることで彼らの生も深まっていったような印象があって。それも、キャストの皆さんが原作ゲームに真摯に向き合ってくださった結果だと受け取っています。

――初演はシアンルートが上演されました。シアン・ブロフィワーズ役の北出流星さん、セレス役の太田夢莉さんの印象もお聞かせください。

北出さんが演じてくださったシアンは、本当に厄介なキャラクターでして。性格に難ありと言いますか(苦笑)。かつ、研究者としてこの世界に根付いている技術の根幹を担う存在なので、ゲーム内でも説明的なセリフが多く、とても演じるのが難しいキャラクターだったんじゃないかなと思います。北出さんはそこをしっかりお芝居に落とし込んでくださっていたという印象です。稽古序盤からあの量のセリフをほぼ入れてらっしゃったと聞いて、シンプルにすごいなと感じると同時に、改めて北出さんに演じてもらえてよかったなと感じました。
絶望エンドのラストのシアンも印象的でしたね。BGMやSEもほぼない無音の中での一人芝居が圧巻で、とても引き込まれました。
セレスに関しては、基本的な性格としては内向的なんですが、シアンルートのセレスはシアンと関わっていくうちに強くなっていくという特徴があります。セレス役の太田さんとは少しだけお話をさせていただいたのですが、内面の強さをお持ちの方だなという印象で、そこがシアンルートのセレスにすごくハマったんじゃないのかなと思います。

――本作でメインとなるイヴ役の北村健人さんについてはいかがでしょうか。

初演の稽古場にお邪魔した際、数名のキャストの方が質問に来てくれたのですが、そのうちの1人が北村さんでした。言葉の端々から、彼がすごく真剣にイヴに向き合ってくださっているのが伝わってきました。 イヴってバランスが難しいキャラクターなんですよね。大人びているけれど天真爛漫な面もあって、だけど危うさもはらんでいる。そのバランスもうまく表現してくださっていて、本番でのイヴの表情や動きを見て、私としても「たしかにイヴってこういう人物だな」と腑に落ちる部分がすごくありました。アクションシーンも素晴らしかったです!

――原作に携わる吉田さまから見た、舞台版の魅力とは?

やっぱり、生きている人間がその場にいるか、いないかだと思います。生きている方が目の前で感情を込めて演じている。だからこそ生まれる熱量に、お客様の心も引っ張られるんだと思います。
あとは何度か劇場に足を運んだことで気付いたのですが、キャラクターをいろいろな角度から眺められるのもひとつの楽しみ方だなと。例えば、佐野真白さんが演じたリュカ・プルーストとセレスとのやりとり。この2人の会話は、前述した舞台オリジナルの分岐に関わるのですが、セレスとの会話を終えて背を向ける瞬間のリュカの表情が、絶望エンドと救済エンドとで微かに違っていたんですよ。そういったわずかな感情の機微が見えるのは、舞台版の強みだなと感じました。
全体的に重いテーマの作品なので、くすっとできる日替わりシーンも楽しかったですね。私も毎回、「今日はどんな日替わりだろう」と楽しみにしながら劇場に向かっていました。

――原作の描く絶望的な展開というのは、舞台作品との親和性が高いように感じました。作品と舞台との相性については、どう感じていますか?

プラスな感情であれマイナスな感情であれ、感情が大きく動くことでお客様は作品の世界観に入っていけるし、一度その世界に入ってしまえば、キャラクターの感情がお客様の心にも伝播していくものだと思います。本作がテーマにしている絶望というのは、決してポジティブな感情ではありませんが、人の心を大きく動かすことができる。なので、絶望を謳う本作は舞台作品に合っていたんだろうなと、1作品上演された今だからこそ感じています。

――2026年4月には第2弾、「Case. Yves」の上演が控えています。吉田さんの思う原作のイヴルートの魅力、見どころはどんなところでしょうか。

イヴルートは原作ではシアン、リュカ、マティスをクリアしないとたどり着けないシナリオなので、その3つのルートを辿ったからこそわかる点も多いし、それこそイヴルート自体が「終遠のヴィルシュ」というタイトルの根幹を大きく担っている。シンプルにシナリオ量もボリュームがあるルートなので、2作品目としてどういった形で舞台化されるんだろうと、私自身もドキドキワクワクしています。
イヴとセレスは同い年で、最初は友人関係なのですが、そこから心が惹かれ合っていく。とはいえ、2人とも内側に大きな傷や想いを抱えている、いわば似た者同士のキャラクターで、そんな2人がどう心を通わせていくのかというのが、舞台でも大きな見どころになってくるんじゃないかなと思います。
あとは、様々なキャラクターの力を借り、背中を押してもらうルートでもあるので、そういった周りの人々との関わりや、終盤の壮大なアクションシーンも楽しみです。 私はイヴルートを、温かくて、でも冷たいルートだと考えています。人と繋がれることへの温かさがありつつも、繋がってしまったからこそ冷たさを知ってしまう、感じてしまうようなシナリオで。この冷たさというのがイヴルートはかなり強いので、舞台になったときにお客様も相当つらい気持ちになるのでは……というのは、今から気になっているところです。
まだ現時点(取材時点)ではシナリオはいただいていないのですが、演出についてはいくつかご相談いただいていて。そのお話を聞く限り、今回も絶望を余すことなく感じていただける舞台になるんだろうなと期待しています。

――最後に、舞台第2弾を楽しみにしている原作ファンに向けてメッセージをお願いします。

舞台「終遠のヴィルシュ」はゲームをしていなくても楽しめるし、ゲームをしていたら絶対にもっと楽しめる、そういった作品になっていると思います。作品がテーマとして描いている強い感情が、生身の人間から発せられて、それをリアルタイムで受け取れるのは舞台版の強みですし、監修として携わっている立場から見ても本当にキャラクターが生きていると感じられた作品です。キャラクターを生かすためのキャストの皆さんの熱演を、劇場で浴びてもらえたらと思います。
そして、舞台「終遠のヴィルシュ」への応援のお声をたくさんいただければ、今後、別ルートの上演も叶うかもしれない。それは我々原作サイドとしても見てみたい光景です。
決して生ぬるい作品にはなっていません。原作ファンの皆さんにも劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!


脚本・演出:粟島瑞丸・インタビュー

2024年12月、絶望と救済の末に美しく幕を閉じた舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」。脚本・演出を手掛けた粟島瑞丸はどんな思いで本作と向き合ったのだろうか。2作目となる舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Yves」の上演に向けて、本作への思いや制作の裏側を聞いた。


――まずは粟島さんが本作を手掛けた経緯からお聞かせください。

舞台のプロデューサーである旧知の仲のウネバサミ一輝さん(シザーブリッツ)からお声がけいただきました。普段は原作のない舞台作品をやることが多いのもあって、「自分に合うのかな?」という不安や驚きもありましたが、まずは「原作ゲームをプレイする時間をください」と。そこから全ルートをプレイした上で、改めて「ぜひやらせてください」とお伝えしたのを覚えています。

――全ルートをプレイされたんですね。ゲームの印象はいかがでしたか?

あまり触れたことのないゲームジャンルということもあって、驚くことが多くて。小説を読む感覚で、いつの間にかのめり込んでいました。全ルート終えた先に、自分が想像していたものの数段階先を行くような物語の広がりが待っていて、本当にこのゲームに出会えてよかったなと思いました。
なんといっても世界観が魅力的ですよね。作品を作る立場の人間として、ここまで世界観とキャラクターを作り込んでものづくりをしたら、これだけクオリティの高い作品が生まれるんだなと、すごく勉強にもなりました。

――クリエイターの視点から見ても、感銘を受ける作品だったのですね。

本当にそうですね。とくにキャラクターの掘り下げ方が素晴らしくて。僕が普段やっているオリジナルの映像や舞台の現場だと、キャラクター性を役者に委ねる部分が生まれることもあるのですが、ゲームでは“このキャラクターはこういう人物”という絶対的な軸がある。そういったところは、ゲーム原作ならではの要素ですし、僕にとっては舞台化する上で挑戦しがいのある部分だなと感じました。

――実際にゲームを進めながら、舞台版のイメージや構想は浮かびましたか?

その時点では、まだ具体的には思い浮かんでいなかったですね。原作のある作品の舞台化を手掛けた経験もあまりなかったので、「自分がどう料理できるのだろうか?」と不安もありました。
プレイするうちにざっくりと「こういう風にしたらいいんじゃないかな?」というものが見えてきましたが、舞台化に向けての作業という部分でいうと、原作ディレクターの吉田ミサさんと話し合いながら作っていったという感覚が強いです。吉田さんをはじめ、作品を愛している原作サイドの方々とのやり取りの中で、「大切なお子さんを預かる気持ち」というのはすごく感じましたね。

――脚本を書く際はどんなことを意識されましたか? 原作の持つ魅力をどう感じ、どう脚本へと昇華されたのでしょうか。

原作が描く複雑な世界観を舞台でもちゃんと分かってもらえるようにする、という点はこだわりました。というのも、ゲームをプレイした際に、世界観を理解して意味がわかるからこそ面白い作品だし、お客さんにも理解してもらった上で観てもらうべきだなと思ったんです。とくに前作は1作目ということで、ゲームをプレイしていないお客さんが観ても分かるように、丁寧に世界観を伝えるということを意識していました。

――原作の膨大なストーリーからの取捨選択、広げ方も見事だなと感じました。とくに苦労された点、こだわった点は?

一番苦労したのが、この取捨選択の部分でしたね。本当に大変でした。これは絶対に伝えなきゃいけない……かといって付随するこの要素も入れると前後の流れも動かす必要が出てくる……でももうどうにもこうにも動かせないし……という感じで(苦笑)。
吉田さんとウネバサミさんにフィードバックをいただけるので、まずは自分の感覚を頼りに組み立てていきました。自分がお客さんだったら、どこでドキドキしたり驚いたりしたいか。このあたりで飽きが来てしまいそうだから、盛り上がる展開を入れよう、とか。 少し格好つけた言い方になってしまうのですが、本当に自分の感性を信じるのみ、という感じでした。原作サイドからも「これは絶対に入れてほしいです」という部分は言っていただけたので、お互いに納得できる形で進められたと思います。

――原作ディレクターの吉田さんとのやり取りで印象的だったことはありますか?

吉田さんは、「このセリフは皆さん待っていると思うので入れてほしいです」と原作ファンの気持ちを代弁してアドバイスをくださるのと同時に、「舞台版は舞台版として作ってください」と、大事な作品を預けてくださって。任せていただけたからこそ、スムーズに進められたんじゃないのかなと思っています。

――演出面ではプロジェクションマッピングも印象的でした。演出面での工夫、こだわりもお聞かせください。

まず第一に、お客さんが「わからない」となってしまう状況を作らないこと。これは僕自身が原作ものの舞台を観劇した際に、原作を知らないがゆえに置いていかれてしまったという経験があって(笑)。それは絶対に避けようと思いました。
それと、どこかで見たことあるような作りで物語だけ違う、という既視感を感じる見え方になってしまうのも嫌で、そうならないためにも使えるものは何でも使っていきたいなと。もちろん、映像を使わずに表現することもできるのですが、舞台だけどゲームをプレイしている感覚も忘れないでほしいなという気持ちがあったので、普段あまり使わないプロジェクションマッピングも前作ではたくさん使いました。
あとはキャラクターの部分ですね。原作のない舞台でオリジナルの役を演じてもらうのと、すでに存在しているキャラクターを演じてもらうのではやっぱり違う部分が多々ある。そのキャラクターが好きで舞台に足を運んでくれるお客さんもたくさんいらっしゃると思ったので、うわべだけを真似るようなモノマネの芝居ではなく、気持ちを知った上でキャラクターらしさを表現することを心がけてほしい、ということはキャストの皆にも伝えていました。
キャスト陣もゲームをやり込んでから稽古に入ってくれたので、あまり細かく僕から伝えることはなかったですね。例えば、立ち方のような細かな部分まで指摘してしまうと、その役者が演じる意味がなくなってしまう気もしましたし。僕からはもっと内面的な部分で、「もっとこういう人物に見えた方がいいんじゃないか?」「その人物はどういった思いを抱えているのか?」といったヒントを伝えて、あとは本人たちに掴んできてもらうようにしていました。

――カンパニー内で原作愛を感じた瞬間やエピソードがあれば教えてください。

原作愛を感じる瞬間はすごく多かったですね。キャスト同士の会話に演出家の僕が入っていくのも気が引けたので、基本的にはみんながゲームについて盛り上がっているのを聞いていただけなんですが(笑)。ファンディスク『終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-』の話題や、このキャラクターのルートを舞台化したいといった話なんかも出ていましたね。

――初演は大反響となりました。公演を振り返ってみて、舞台「終遠のヴィルシュ」はどんな魅力のある作品になったと感じますか?

普段ほとんどSNSを見ないので、お客様からの反響は、キャストやスタッフから噂レベルで聞いただけなのですが、実は劇場で演出家として初めての体験をしたんですよ。客席の最後列で本番を観ていたら、休憩中に前列のお客さんが友人の方と感想をお話されていて。どうやら原作ゲームファンの方々のようで、「(キャラクターが)生きてた」と、涙ぐみながら感動してくださっていたんです。それが本当に印象的な一言で。
生きているっていう感覚って、舞台でしか味わえないものだと思うんですよ。舞台ならではの感覚を受け取っていただいた上で、細かなセリフや演出をすごく喜んでくださっていて。休憩中のほんの5分くらいの雑談だったのですが、耳を傾けながら、本当に舞台化に携われてよかったなと思いましたし、「終遠のヴィルシュ」という作品がいかに愛されているのかも感じることができる貴重な体験でした。

――2026年4月には第2弾、「Case. Yves」の上演も決定しています。原作のイヴルートの印象をお聞かせください。

先日、改めてイヴルートをプレイしてみたのですが、やっぱりすごく切ない。でも、僕は「終遠のヴィルシュ」のストーリーは、残酷ではあるけれど切ないというのが一番のポイントだと思っていて。誰しもが切ないやるせない一面を持っていて、当然イヴも持っている。これを舞台でどう表現しようかな、というのは今必死に考えを巡らせているところです。

――2作目ということで、すでに脚本や演出のイメージは出来上がっていますか?

(取材時点では)まだ全然イメージできていないんです(苦笑)。2作目に向けていろいろな話をしている段階なのですが、前作とはまた違った新しい見せ方ができればいいなと思っています。脚本の流れという意味では、今回も僕が取捨選択して書くので大きく変わることはないかと思うのですが、演出面は変えていきたいですね。前回は世界観の説明を丁寧に入れていましたが、次は2作目なのでそのあたりを省いていきたいですし、劇場のサイズ感も変わるので、舞台のサイズを活かしたステージングやセットなど新たな試みができたらいいなと思っています。

――イヴ役の北村健人さんは前作に引き続きの出演となります。北村さんが演じるイヴへの印象は?

まず、北村くんは役を内面から丁寧に構築するのにとても長けている方だと感じました。また、殺陣が本当に上手なんですよね。場数をたくさん踏んできたのはもちろん、相当努力していないとできない動きを見せてくれたので、すごいなと。あとはすごく柔軟です。とくに北村くんとは、他のキャストよりもコミュニケーションをたくさん取って色々な話をしました。会話が多かった分、僕から「もうちょっとこうじゃない?」と声をかけることも多かったのですが、その都度、全力で食らいついてきてくれて。
本番1週間前にも、「せっかく一緒にやるんだから、この時点で僕がOKを出すこともできるけど、そうしてしまったら面白くないんじゃないか。もっとギリギリまでお互いイヴについて探り合ってみよう」と話しあって、本番直前まで試行錯誤してもらいました。結果、素晴らしいイヴになったんじゃないのかなと思います。
北村くんは前作の公演期間中にも「全ルート舞台でやってくださいね。この作品はちゃんと全部やるべきだし、これからも続けてください」と、僕に熱く伝えてくれていました。僕に決定権があるわけではないので、「僕じゃなくて然るべき大人に言ってね」と返しましたが(笑)、本当に熱意にあふれていて。それだけ意気込んでいる北村くんが、今回もイヴを演じるということで、僕もとても楽しみです。

――2作目に向けて、原作ファンの皆さんに「こういうところをぜひ期待していてほしい」という部分や、原作ファンだからこそ楽しめる注目ポイントがあれば教えてください。

「本当に初演と同じ人が作ったの?」と思ってもらえるくらい、ガラッと変えられるのが理想です。前作が好評だったので、前作同様のセットや映像を駆使した演出が求められているのかもしれませんが、新たな魅力がつまった舞台「終遠のヴィルシュ」を作り上げて、「終遠のヴィルシュ」ってこんな楽しみ方もできるんだ、と思ってもらえるようなものをお届けできたらなと思っています。
細かなところでいうと、初演は原作に登場するルートの選択肢を原作通りの順番で組み込むようにしていました。僕なりのこだわりとして入れた要素だったので、これは次回も継続してやれたらなと思っています。
一方で、絶望エンドと救済エンドの分岐点に関しては、厳密には原作とは違うのですが、セレスとシアンの物語として舞台上に描き出す上でどういった描き方をしたらいいのか、原作サイドと話し合いを重ねながら作っていった部分です。原作をベースに、セレスが舞台上で生きているからこその描き方ができたんじゃないのかなと思います。
今作ではどうなるのかまだ分かりませんが、原作ファンの皆さんはそういったところにも注目していただけると、また違った視点で楽しんでいただけるのかなと思っています。ぜひ期待していてください。

――貴重なお話をありがとうございました。では最後に、本作を楽しみにしている原作ファンに向けてメッセージをお願いします。

やっぱり原作ファンの方々にこそ観てほしい作品です。先ほどお話した「生きてた」という言葉に全てが詰まっている気がします。ゲームで出会った思い入れのあるキャラクターたちが、目の前で物語の世界を生きていて、そこには必死に演じている役者がいる。それを同じ空間で体感できる舞台は、ゲームとはまた違った感動や刺激があると思います。ぜひ劇場で舞台「終遠のヴィルシュ」を味わっていただけたらと思います。